「統計学は最強の学問である」と言われています。
なぜ統計はそこまでパワフルなのでしょうか?
その理由は以下2点に集約されます。
- 身の回りの事象を単純化(縮約化)して把握することができる
- 部分から全体を推定することで最適な意思決定を下すことができる
要は、複雑な事象をシンプルに理解して、今何が起こっているのか、これから何が起こるのかを推測し、最適な判断が下せるようになる、というのが統計学が最強の学問たるゆえんな訳です。
ちなみに前者のことを記述統計、後者のことを推定統計といいます。
記述統計には「縮約」というテクニックが使われます。
「縮約」とは読んで字のごとく、複雑な事象を圧縮して要約することです。この「縮約」には2通りの方法があります。
1つ目はグラフを作成したり度数分布表を作成したりすることです。つまり視覚化することです。
2つ目は平均値などの統計量を用いて表現することです。こちらは代表的な値を用いて理解することを目的としています。
どちらの方法も複雑な事象を圧縮・要約していますね。
推定統計ではいろいろな統計分布を活用して「本当はどうなっているのか?将来どうなりそうか?」を予測します。
抽象的な説明になってしまいましたが、今後具体的な内容を少しずつ解説していけたらと思います。
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