ETFとインデックスファンドの違い

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インデックスファンドとETFは似て非なるものです。正直、ETFの存在を知らずにインデックスファンドのみに投資していても成果がでてしまう、それがインデックス投資の魅力なのですが、ETFを理解すると、投資の幅が広がり、状況に応じてより最適なポートフォリオを作ることが可能となります。

そこで今回は、ETFを軸に、インデックスファンドとの違いについて解説したいと思います。

いきなりですが、インデックスファンドとETFの特徴は、次の表で簡単に比較することが可能です。

/ インデックスファンド ETF
定義 株式市場に上場された投資信託 投資信託の一種
取引場所 株式市場 証券会社、銀行
取引時間 リアルタイム取引 一日一回程度
数十万円〜 売買単位 数万円〜
分配金 再投資不可 再投資可
可能 信用取引 不可
信託報酬 0.11〜0.17% 0.216〜0.65%
その他のメリット リスクヘッジがしやすい 積立可

さっそくこの表の中身を解きほぐしていきましょう。

ETFの中身は投資信託

定義をみてみると、インデックスファンドもETFもその中身は投資信託であることがわかります。

投資信託とは、投資家からの出資金を原資にして、専門家が特定の割合になるよう株式や債券などに投資し、その運用成果を投資家それぞれの投資額に応じて分配する仕組みの金融商品のことです。つまり投資信託とは、株式や債券がセットになった(ポートフォリオ化された)金融商品といえます。

ETFはリアルタイム取引

インデックスファンドとETFが投資信託であることは上述したとおりで、その違いはその取扱方法にあります。インデックスファンドは投資信託が証券会社で店頭販売(またはネット販売)されるのに対し、ETFは自らが市場で直接売買する必要があります。

投資信託の価格は、個々の有価証券の価格と保有比率から計算することができます。これを「基準価格」と呼び、インデックスファンドでは投資信託会社が販売と買取を約束しています。一方のETFは、リアルタイムの市場価格で投資信託が取引されるので売買価格が基準価格から乖離するということもあります。

ETFの方が信託報酬が安い

インデックスファンドは株式や債券の購入をファンドに委託します。そのため投資家は、ファンドに「この投資信託を〇〇円分購入したい」と告げるだけで投資信託を購入することができます。

一方のETFは、有価証券の取引を投資家自身で行う必要があります。そのため投資家は「指値〇〇円(もしくは成行)で上場投資信託を△△株購入」という手順を踏んで自らが投資信託を購入します。ですので当然、売り手がいなければ目当ての投資信託を購入することができない、といった事態に陥る可能性もあります。

この面倒な手続きの分だけファンドの運用管理費(信託報酬)はETFの方が安くなります。

積立ならインデックスファンド

インデックスファンドは小額(1万円程度〜)から始められることと一定価格で購入できることから積立運用に向いています。毎月の給与から一定額を投資する場合にはインデックスファンドを選択するのが懸命でしょう。

一方のETFは、最小購入金額が高く、売買手数料もかかるのでまとまったお金を用意できる場合に活用するべきです。具体的には、100万円以上の資金があるときは、ETFの方がインデックスファンドより総合的なコストが安くなります。

ETFは楽しい

ETFの魅力はその多様な商品設計です。信用取引が可能なため、レバレッジをかけたり、株価の急激な下落に備えて「空売り」することもできます。また、株価とは逆の値動きをするインバース型ETFという商品も存在します。

インデックスファンドへの投資は、そのお手軽さから、誰にでもできて成果が出せてしまう万人向けの投資です。しかし、インデックスファンドは投資家を謳う人にとってはちょっと物足りなさを感じてしまうのも事実です。

インデックス投資家には、インデックスファンドで投資の基盤を作り、手の届かないかゆいところをETFで補完するという活用方法を私はオススメします。

さいごに

まとまった資金があれば、長期的かつ総合的にみて、ETFの方がコストが安くなる分パフォーマンスは高くなります。

自身の状況と照らし合わせてETFを活用することを考えてみてはいかがでしょうか。

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