その因果関係ホントに正しい?私たちの身の回りの驚きの逆因果を紹介

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データ分析に従事した経験のある人ならば一度くらい「相関関係と因果関係は違う」という格言を聞いたことがあるかと思います。これはいっけん正しいと思っていた因果関係が実際は逆であったという批判的な目を養う上で役立つのですが、実際にこうした「逆因果」の事象にお目にかかれる機会は稀でしょう。しかし、逆因果を疑う癖をつけるにはやっぱり具体例に触れるのが一番です。そこで今回は、私の独断と偏見で、知っておくべき・面白い「逆因果」の事象を紹介してみたいと思います。

笑顔になるから楽しい

私が一番好きな逆因果です。一般的には、楽しいことがあったから笑顔になる、嬉しいことがあったから笑顔になる、と考えられていますが、研究によってこの因果関係が逆であった可能性が報告されています。そう、笑顔になるから楽しいと感じるのです。

2009年の論文の著者であるミュンテ博士らは、笑顔に似た表情をつくると、ドーパミン系の神経細胞が変化することを報告しました。「ドーパミン」は脳の報酬系で「快楽」に関係した神経伝達物質です。つまり、楽しいから笑顔を作るのではなく、笑顔を作るからドーパミンか放出されて楽しくなるという仕組みが私たちの脳にはあることがわかったのです1)Wiswede D, Münte TF, Krämer UM, Rüsseler J (2009) Embodied Emotion Modulates Neural Signature of Performance Monitoring. PLoS ONE 4(6): e5754.

未来が過去に影響する!?

次は、衝撃的な逆因果です。通常、未来は今の延長線上にあると考えられています。そして今は過去の延長線上です。時間は不可逆的で一方通行です。しかし、最近の研究で、未来が過去に影響する可能性があることが報告されています。よくSF小説などで「運命に導かれし者」といった表現を見ますが、あながち間違いではないのかもしれませんね。

【ガチ】やはり「未来が過去に影響する」ことが量子論で判明! 謎の「逆因果」研究とは!?

浦島太郎

さいごは、思わず吹き出した逆因果です。童話で有名な浦島太郎ですが、この話にも逆因果の疑いがあります。

「浦島太郎が老衰で死んだら竜宮城から御霊前に箱が来た。」
何か、逆因果の具体例を教えていただけませんか? – 浦島太郎が老衰で死… – Yahoo!知恵袋

もし、先述した未来が過去に影響する逆因果が証明されれば、これも「ウラシマ効果」と呼ばれる日がくるのかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?さいごはちょっとギャグに走ってしまいましたが、こうした逆因果は身の回りにあふれています。なんちゃって分析の結果に惑わされずに、逆因果を疑う癖を持ちましょう。そうすれば素敵な世紀の発見に繋がるかも!

参考   [ + ]

1. Wiswede D, Münte TF, Krämer UM, Rüsseler J (2009) Embodied Emotion Modulates Neural Signature of Performance Monitoring. PLoS ONE 4(6): e5754.

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