地中海食のメリットは高収入の人じゃないと得られないのか?

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健康な食事を心がける人たちにとって、オリーブやナッツ、野菜や全粒穀物を中心とした「地中海食」が健康に良いというのは常識になりつつあります。しかし、そんな地中海食の恩恵を受けられるのは高収入・高学歴のいわゆる「上流階級民」だけかもしれない、というショッキングな研究結果が報告されました。

一体どういうことなのか、研究内容を簡単に紹介してみましょう。今後私たちが健康に生きていくうえでのヒントが隠されているかもです。

地中海食の恩恵は上流階級者のみ

最新の研究で、地中海食には心疾患予防の効果が確認されたが、その恩恵を受けられたのは上流階級者(高収入、高学歴)のみであったことがわかったそうです。なんでも上流階級の人は、同じ地中海食でも、低収入の人と比べて、肉の摂取量が少なく魚や全粒穀物の摂取量が多かったのだとか。また、高収入の人は野菜の栄養を壊さないように調理している傾向があったんだそうです1)Marialaura Bonaccio et al., “High adherence to the Mediterranean diet is associated with cardiovascular protection in higher but not in lower socioeconomic groups: prospective findings from the Moli-sani study.” International Journal of Epidemiology, In press. 。

低収入の人ほど地中海食を実践しない

身もふたもない話ですが、そもそも低収入の人ほど地中海食を実践しておらず、肥満の割合も高かったという報告もあります2)
Bonaccio M, Bonanni AE, Di castelnuovo A, et al. Low income is associated with poor adherence to a Mediterranean diet and a higher prevalence of obesity: cross-sectional results from the Moli-sani study. BMJ Open. 2012;2(6

健康格差の時代へ突入

経済格差が社会問題となっている昨今、こうした「格差問題」は「健康」にまで及んできていることがうかがえます。

しかし、これって相関関係であって因果関係を示しているのか、という疑問も残りますよね。高所得だから健康なのか健康だから高所得なのかって。

なにはともあれ「体が資本」というのは古来より不偏の事実。稼ごうにも健康な体がないと十分に稼げないでしょう。所得の多寡に関わらず、「健康」という投資対象の優先度を一人ひとり上げていく必要があるのではないかと思います。

参考   [ + ]

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