久しぶりにデイル・ドーテンの「仕事は楽しいかね」を読み返しました。
以前読んだ時にその感想をまとめていましたが、2回目ともなると感想も異なってくるのがわかります。
今回読んで琴線に触れたフレーズはズバリ「試すことに失敗はない」です。
すなわち、
- 立派な目標を立てることで成功がもたらされるわけではない
- 唯一の目標は「明日は今日と違う自分になる」で十分
- 遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ることで成功に遭遇できる
という主張です。この根拠として著者のドーテンは「ホーソーン効果」を取り上げます。ホーソーン効果とは、「実験に参加している」という参加者の意気込みが参加者の生産性を上げるという現象のことで、ドーテンは個人の成功においても「常に実験し続ける」ことが大切だと解きます。
そして、本書では読者に以下の3つのことをおこなうよう勧めています。
- 仕事でやったミス
- 仕事の問題点、不満に思っているこ
- 仕事でやっている、あらゆる全てのこと
これによりアイディアを出す訓練になるというのです。
これを眉唾ととるか、試してみることに失敗はないととるかは、自分次第でしょう。
壮大な目標作りに奔走しすぎて最初の一歩を踏み出せず悶々としているよりも、「明日は違う自分になろう!」となんでも試してみる方が、ハードルは低いし、なんといっても楽しいものです。
一日0.1%の改善でも、一年続ければ44%もの改善になります。明日は今日とは0.1違う自分になるよう何かを試してみようと思います。
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