昭和の語り部 半藤一利氏の「昭和史」を読了

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先日、半藤一利の「昭和史」を読了しました。

実は昨年の夏に購入したのですが、ずっと「積ん読(つんどく)」状態でした。そもそもこの本に興味を持ったきっかけは、ちきりん氏の下記の記事を読んだから。

半藤一利氏 『昭和史』 – Chikirinの日記

理系の道に進んだ私は日本史もロクに勉強せずに大人になってしまいました。「いつか昭和史を勉強したい!」と思っていたところ、本書の評価が高かったのでAmazonで即買いしました。しかし、基礎知識が無さ過ぎたため読み始めては断念を繰り返し、1年以上かかってようやく先日読み終えるという始末。

でも内容はちきりん氏の書評の通り軽快な論調でとても読みやすいものでした。

「日本政府はこんなアホなことをしていたのだ」的なカジュアルな文章です。

半藤一利氏 『昭和史』 – Chikirinの日記

歴史を振り返る上では非常にわかりやすく、皮肉たっぷりの文章で、事実が「すぅー」と頭に入ってくるのです。しかし、本当に「日本政府はアホだった」で片付けていいの?と思う箇所も散見されました。

よくよく調べてみると、著者の半藤一利さんは政治的には、いわゆる「左」の立場だそう。いろいろと批判もあるようです。

私の見るところ、半藤氏は終始、いわゆる「東京裁判史観」に立っておられる。つまり、東京裁判が日本人に示した(言葉を選ばずにいえば、日本人に「押し付けようとした」)歴史観の矩(のり)を一切踰(こ)えていない。

半藤一利氏のベストセラー『昭和史』が持つ危険な面とは? | 渡部昇一 | 10MTVオピニオン

私としても、素直に納得できない箇所もありました。批判されている偏った解釈もあるのだと思います。

とはいえ、今やリベラルメディアを自称する朝日新聞、毎日新聞が当時の国民を扇動し戦争へと駆り立てたという事実は本書を読むまでは知りませんでしたし、歴史の流れや当時の人間関係なども深く学ぶことができました。

学校の歴史の教科書では、中立性に重きが置かれるためどうしても抽象的な議論が先行し、本質を避けた内容に終始しがちです。そういった意味では、これくらい偏った意見に触れるのも大切かと思います。

大事なのは偏りのない中立的な書籍を読むことではなく、むしろ「右」と「左」の両方に偏った意見を読んで反芻した後、自分の意見を持つことだと思います。

私の経験上、両極端な意見に触れてこそ、自分の意見を育てることが可能になります。

そういう意味では、次は「右」に偏った昭和史を読んでみたいと思いました。

私が歴史を知らなくて恥ずかしいと実感するようになったのは欧米人とコミニュケーションをとるようになったからで、ある飲み会の時に「昭和天皇の戦争責任についてどう思う?」と聞かれ何も言葉が出なかったことがあります。

こういった歴史のタブーに触れ、自分の意見を育てることが30を超えた私のささやかな楽しみです。

30代は興味の赴くままに好きなことを追求していきたいと思います。

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