なぜアメリカ人は初対面の人にも優しくするのか

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アメリカ人は初対面の人にとても優しくすると感じます。

これは単純に

アメリカ人=優しい

からだと短絡的に受け取ってしまうのも違うかなぁと思います。

いろいろ調べてみると、そこには社会学的な背景があるそうなのでまとめてみました。

アメリカは人種のサラダボウル

ご存じの通り、アメリカとは大航海時代にコロンブスによって発見されてから、そこにいた原住民に加えて、ヨーロッパ、中東、南米、アフリカ、アジア諸国から数多くの移民が集まってできた国です。

お互い人種やバックグラウンドも異なる中、差別などの問題を抱え成長してきました。

今回はこういった人たちが、一体どのようにつながっているのかに注目したいと思います。

「強いつながり」と「弱いつながり」

最近、社会学的の分野では「強いつながり」と「弱いつながり」という考え方が注目されています。

この概念はマーク・グラノヴェッター が「弱い紐帯の強み」”The strength of weak ties(1973年)で唱えた考え方です。

簡単に説明すると、家族や親友などの「強い繋がり」よりも、知り合い程度の「弱い繋がり」を当てにした方が職探しなどにおいて有効である、というものです。
マサイ族のような村社会では仲間同士は「強い繋がり」となりますが、アメリカのように高度に資本家した社会では人間関係において「弱い繋がり」が増えてきます。

特にお互いのバックグラウンドが異なる場合は、「言葉が無くても通じ合う」といった強い繋がりではないですよね。

アメリカに弱い繋がりが多いのはSNSの発達などをとっても明らかです。

「弱い繋がり」の社会では「いい人」が有利

佐々木俊尚氏の本では、ゆるい繋がりの世界における生存戦略として「いい人戦略」が有効であると述べています。

それは、現代がSNSなどによって相手のプライベートが簡単に覗ける時代であり、初対面でも簡単にフィルタリングされてしまうからです。

弱い繋がりの世界では、面倒くさい人、信用できない人ははなから相手にされません。

「ミステリアスな人」よりも「わかりやすい良い人」の方がこういった社会では、生存戦略上お得なのです。

また橘玲氏の「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」でも同様の意見が述べられております。

本書では、高度に資本家した社会では、貨幣空間(弱い繋がり)のほうが政治空間(強い繋がり)よりも優位となるため「信頼」が大切であると説明されています。

これは、政治空間(強い繋がり)では競争によって富を得るのに対し、貨幣空間(弱い繋がり)では信頼によって富を得るという理由からです。

つまり、出世で富を得るには出世競争に勝たなければなりませんが、インターネットビジネスで稼ぐにはユーザーに信頼してもらうことが重要となるということです。

アメリカで成功するには初対面の人に優しくすること

以上から「なぜアメリカ人は初対面の人にも優しくするのか」をまとめると

  • アメリカは「弱い繋がり」が優位な社会
  • 「弱い繋がり」の世界で成功するには信頼が必須
  • 「やさしくすること」は信頼につながる
  • だから、アメリカ人は初対面の人に優しくする

ということなのかなと思います。

まとめ

弱い繋がりの世界は一見するとドライで冷酷に見えますが、嫌な人とは付き合わなくていい分、人間関係のストレスはたまりません。

日本も徐々に弱い繋がりの社会に移行しています。「仲間」や「絆」といった強い繋がりの考えが通用しなくなってくる場面も増えてくるかもしれません。今後、アメリカ人から学ぶことは多いのではないでしょうか。

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