日本人に欠落しがちな「Done is better than perfect」のスピリット

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完璧を目指すより、まず終わらせろ

という言葉があります。Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの言葉だという説もありますが誰の言葉かは不明です。ただFacebook社ではこれを社是として使っているようです。

日本人は往々にして完璧を求めます。確かに完璧は素晴らしいことですが、完璧を求めすぎるがあまり全体が見えていないことが多いです。以下、具体例を挙げると、

  • 文章中の誤字脱字には厳しいが、文章の構成には無頓着
  • 製品の品質管理は超高レベルだが、その製品の用途は不明確
  • 言葉遣いは丁寧だが何が言いたいのかわからない

その一番の原因は日本の教育制度にあるのではないでしょうか。

例えば、大学入試センター試験の数学。本試験はマークシート方式で途中式は必要なく、答えのみを正しく回答することが求められます。

つまり、センター試験で高得点をとるためには、途中式(ロジック)の正しさよりも答えの正しさの方が重要です。難しい問題にさまさまなロジックで挑むよりも、確実に答えられる問題をミスなく答えることの方が大切です。

わかりやすく例を挙げます。例えば一つの設問で(1)から(4)まで小問題があるとします。この設問では(1)を間違えると必然的に(2)以降の答えも間違ってしまいまう構造になっています。

高得点を目指すAさんは、必然的に(1)に一番集中力と時間を費やすことになります。その後、(2)、(3)と慎重に進み、(4)はできればラッキーくらいの意気込みで望みます。結果的にAさんは(1)~(3)まで正解で75点。

一方で、(4)まで解くことを目指したBさんがいたとしましょう。Bさんは(4)に一番時間と集中力を費やします。結果、見事(4)まで回答できましたが、(2)で計算ミスをしてしまったため(2)以降は全てバツ。25点という結果になってしまいました。

このように、答え重視の評価システムだと最後まで問題を解くことはできないがミスをしないAさんの方が評価が、ロジックが完成しているBさんよりも高くなる仕組みになっています。

しかしながら、実際の社会の場では、Bさんの方が仕事の評価は高くなるでしょう。なぜなら、仕事ではやり遂げること((4)まで回答すること)が求められ、多少のミス((2)の計算ミス)は周りのチェックで修正できるからです。

例えば、報告書を書く場面でも、ミスなく75%まで書く人より、誤字脱字はあるけれども100%終わらせる人の方が使えますよね。
このように、僕たちの生きている日本社会には、子供の頃の評価システムと大人になってからの評価システムが180度異なるという問題を抱えています。

このことに早く気づいて、「Done is better than perfect」を常に実行できることが大切になってくるのではないでしょうか。

日本語にこれと同様のことわざや格言がないのが残念ですが、「完璧を目指すより、まず終わらせろ」の精神は常に持ち続けたいと思います。

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