貿易赤字?なにか悪いことでも起こるの?

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こんにちは。katsu(@winlabo)です。

先日財務省が公表した1月の貿易統計の報告をもとに、さまざまなメディアで「貿易赤字」の文字が踊っています。

財務省が19日発表した1月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は9434億円の赤字(前年同月は1兆919億円の赤字)だった。貿易赤字は8カ月ぶり。

1月の貿易赤字9434億円 赤字は8カ月ぶり: 日本経済新聞

ちなみに今回の貿易赤字の原因は、原油価格の高騰だと説明されています。

原油価格の高騰とは、いわばアラブの王様から重い税金をかけられているのですから、貿易収支へはクリティカルに効いてきます。

しかし貿易収支とは、たんにモノの輸出額から輸入額を差し引いたものに過ぎません。日本経済の行く末を占いたいのなら、むしろ貿易収支にサービス収支や所得収支を加えた「経常収支」に注目するべきでしょう。経常収支とは、端的に言うと、どれだけのお金を外国から儲けたかを表したものです。

近年の日本の経常収支の内訳をみると、貿易収支のみに頼らず、サービス収支や所得収支の割合が増えてきたことがわかります。

日本の経常収支には構造変化が起きている
モノではなくカネで稼ぐ構造に

日本の経常収支には構造変化が起きている | 国内経済 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

つまり、近年の日本は製品の輸出だけでなく、外国人観光客によるインバウンド消費や、民間企業による海外投資でお金を稼ぐようになってきたわけです。モノの輸出に依存する先進国モデルからサービス・金融で稼ぐ成熟した先進国モデルに移行していると言えそうです。

そう考えると「貿易赤字」という言葉にそれほど敏感になる必要はないことがわかります。たんに原油価格が上がったんだなと捉えておけばよいのです。

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